Google Workspace の Business と Enterprise エディション の違い

Google Workspace には「 Business 」と「 Enterprise 」のエディションが存在します。各エディションの特徴や、選ぶ上でのポイントを紹介します。

Google Workspace のエディション

1アカウントごとの料金や主な機能の違いは以下の通りです。

Google Workspace Business エディション(最大300ユーザーまで)

Business StarterBusiness StandardBusiness Plus
月額¥748 (税込)¥1,496 (税込)¥2,244 (税込)
保存容量30GB / ユーザー2TB / ユーザー5TB / ユーザー
ビデオ会議100ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
150ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
500ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • Gmail(独自ドメイン)
  • Google カレンダー
  • Google ドライブ
  • Google Meet
  • Google Chat
  • Business Starter のすべての機能
  • チームで利用する共有ドライブ
  • ビデオ会議録画、ドライブ保存
  • ビデオ会議でのノイズキャンセル
  • 組織外ユーザーとのチャット
  • Business Standard のすべての機能
  • Vault でのデータの保持、検索、書き出し
  • 高度なエンドポイント管理
  • セキュア LDAP
  • Google サービスのセッション継続時間の設定
  • データリージョンの選択

Google Workspace Enterprise エディション(ユーザー数の制限なし)

Enterprise EssentialsEnterprise StandardEnterprise Plus
月額¥1,243 (税込)¥2,860 (税込)¥3,740 (税込)
保存容量1TB / ユーザー5TB / ユーザー5TB / ユーザー
ビデオ会議150ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
500ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
500ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • 共有ドライブ
  • コネクテッドシート
  • 高度なチャット機能
  • 外部ユーザー参加のスペース
  • 高度なエンドポイント管理
  • Vault でのデータの保持、検索、書き出
※Gmail、Google カレンダーは含まれていません。
  • Business Plus のすべての機能
  • ストレージの拡張
  • ライブストリーム機能
  • DLP(データ損失防止)
  • コンテキスト アウェア アクセス
  • セキュリティセンター(一部の機能はご利用いただけません)
  • Enterprise Standard のすべての機能
  • Gmail のセキュリティ機能拡充(メールのS/MIME暗号化、添付ファイルに対する高度なスキャン)
  • AppSheet Core
  • ワークインサイト
  • セキュリティセンター
※上記はすべて、年間契約の料金です

Google Workspace エディションの選び方

用途、費用、機能、利用者数などさまざまな観点からの検討が必要です。エディションごとにおすすめの企業の特徴を解説します。

Google Workspace Business Starter が適した企業

まずは費用を抑えて Google Workspace の基本的なアプリケーションを使用してみたい企業におすすめです。例えば、以下のような企業には Business Starter が適しています。

  • 従業員数300人以下の企業
  • 独自ドメインのメールアドレスが必要な事業者
  • 動画や画像などの大容量ファイルを扱う機会が少ない
  • 参加者100人以上の大規模なビデオ会議は開催しない
  • 組織で一元管理できるサービスを利用したい
  • 全社導入前のテストに使いたい
月額¥748 (税込)
保存容量30GB / ユーザー
ビデオ会議100ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • Gmail(独自ドメイン)
  • Google カレンダー
  • Google ドライブ
  • Google Meet
  • Google Chat

Google Workspace Business Standard が適した企業

Business Standard 以上のエディションでは、共有ドライブやビデオ会議の機能も増え、より協働的な働き方を促進できます。バランスの取れた Business Standard は、以下のような企業におすすめです。

  • 従業員数300人以下の企業
  • チームで進める業務が多く、十分な容量の共有ストレージが欲しい
  • ビデオ会議を録画して社内共有したい
  • 社外の人とのやり取りが多く、チャットで気軽に会話したい
月額¥1,496 (税込)
保存容量2TB / ユーザー
ビデオ会議150ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • Business Starter のすべての機能
  • チームで利用する共有ドライブ
  • ビデオ会議録画、ドライブ保存
  • ビデオ会議でのノイズキャンセル
  • 組織外ユーザーとのチャット

Google Workspace Business Plus が適した企業

Business エディションで最も強力な管理・セキュリティ機能を持つのが Business Plus です。これらに重点を置いた運用をしたい企業など、以下のような場合におすすめです。

  • 従業員数300人以下の企業
  • 機密性の高いデータをよく扱うため厳密なセキュリティ対策をしたい
  • 監査目的でデータのアーカイブやログの取得をしたい
  • 最大500人が参加する、規模の大きいビデオ会議を開催したい
  • ビデオ会議が多いため、録画などの充実した機能が欲しい
  • 社外の人とのやり取りが多く、メールより気軽なチャットも使いたい
  • データは全てドライブに保存するので大容量のストレージが必要
月額¥2,244 (税込)
保存容量5TB / ユーザー
ビデオ会議500ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • Business Standard のすべての機能
  • Vault でのデータの保持、検索、書き出し
  • 高度なエンドポイント管理
  • セキュア LDAP
  • Google サービスのセッション継続時間の設定
  • データリージョンの選択

Google Workspace Enterprise Essentials が適した企業

Enterprise エディションは名前の通り、大企業向けです。その中でも、 Enterprise Essentials の大きな特徴は、メールは提供せずに、その他の業務に必要なアプリを厳選していることです。以下のような企業に適しています。

  • 従業員数301人以上の企業
  • メールやカレンダーは別のサービスを利用している
  • メールなどで外部には共有せず、部署やチームごとの作業のために使用したい
  • 150人以上のビデオ会議は開催しない
  • ビデオ会議が多いため、録画などの充実した機能が欲しい
  • 監査目的でデータのアーカイブや監査ログの取得をしたい
  • 社外の人ともチャットで気軽に会話したい
  • 社用デバイスを貸し出しており、アプリやデバイスごとのセキュリティ管理をしたい
月額¥1,243 (税込)
保存容量1TB / ユーザー
ビデオ会議150ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • 共有ドライブ
  • コネクテッドシート
  • 高度なチャット機能
  • 外部ユーザー参加のスペース
  • 高度なエンドポイント管理
  • Vault でのデータの保持、検索、書き出し
※Gmail、Google カレンダー は含まれていません。
※上記は年間契約の料金です

Google Workspace Enterprise Standard が適した企業

Enterprise Essentials に搭載されている全ての機能に加えて、メールやカレンダーも利用可能です。十分なセキュリティ対策を備えた、大企業での活用に最初におすすめしたいのが Enterprise Standard です。

  • 従業員数301人以上の企業
  • 可能な限り大きな容量の共有ストレージが欲しい
  • 最大500人が参加する、規模の大きいビデオ会議を開催したい
  • ビデオ会議を録画して社内共有したい
  • 社外の人とのやり取りが多く、チャットで気軽に会話したい
  • 監査目的でデータのアーカイブや監査ログの取得をしたい
  • 社員数が多いため、意図せぬ機密情報の漏洩の対策をしたい
  • 社用デバイスを貸し出しており、アプリやデバイスごとのセキュリティ管理をしたい
  • セキュリティに関する問題を視覚的に把握していつでも報告・対策できるようにしたい
月額¥2,860 (税込)
保存容量5TB / ユーザー
ビデオ会議500ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • Business Plus のすべての機能
  • ストレージの拡張
  • ライブストリーム機能
  • DLP(データ損失防止)
  • コンテキスト アウェア アクセス
  • セキュリティセンター(一部の機能はご利用いただけません)
※上記は年間契約の料金です

Google Workspace Enterprise Plus が適した企業

企業向けのエディションのうち、最上級のプランです。Google Workspace のすべての機能をフル活用でき、以下のような企業に適しているのが Enterprise Plus です。

  • 従業員数300人以上の企業
  • 可能な限り大きな容量の共有ストレージが欲しい
  • AppSheet Core やワークインサイトなど Google のテクノロジーを使い倒したい
  • 最大500人が参加する、規模の大きいビデオ会議を開催したい
  • ビデオ会議を録画して社内共有したい
  • 監査目的でデータのアーカイブや監査ログの取得をしたい
  • 社外の人とのやり取りが多く、チャットで気軽に会話したい
  • 社員数が多いため、意図せぬ機密情報の漏洩の対策をしたい
  • 社用デバイスを貸し出しており、アプリやデバイスごとのセキュリティ管理をしたい
  • セキュリティに関する問題を視覚的に把握していつでも報告・対策できるようにしたい
月額¥3,740 (税込)
保存容量5TB / ユーザー
ビデオ会議500ユーザー
※1会議あたりの最大接続数
その他の特徴
  • Enterprise Standard のすべての機能
  • Gmail のセキュリティ機能拡充(メールのS/MIME暗号化、添付ファイルに対する高度なスキャン)
  • AppSheet Core
  • ワークインサイト
  • セキュリティセンター
※上記は年間契約の料金です

Google Workspace 導入・プラン変更の落とし穴

Google Workspace を導入しようとしても、社内への説明や運用面でつまずく場合もあります。また、Google Workspace は途中でプラン変更も可能ですが、プラン変更の際にも注意が必要です。 Google Workspace の導入やプラン変更前後に起こりやすい課題についてご紹介します。

導入直後の社内の混乱・不安

よくあるのが、テクニカルな設定だけが先に進み、社内で Google Workspace を使う体制が整っていないパターンです。Google Workspace 導入・プラン変更の意図やゴール、使用ルールが共有されていないために、人によって使い方に差が出たり、混乱が生じます。せっかく導入したとしても、全てのユーザーが使いこなせなければ、チームの働き方を変えることはできません。

マニュアル更新に手間がかかる

Google Workspace の導入時やプラン変更時には、社内での使い方をまとめたマニュアルなどが必要です。とはいえ、数あるアプリとその機能をすべて網羅したマニュアルを作成するのには大きな手間がかかります。また、高頻度のアップデート情報を漏らさずに取得し、社内マニュアルに反映する必要も出てきます。

社内サポートのコミュニケーションコストがかかる

マニュアルを配っただけでは、 Google Workspace の活用が自然に定着しない場合があります。実際の操作方法や効率的な使い方を伝えないままでは、その都度各ユーザーから質問が来たり、非効率な誤った使い方をしてしまうユーザーも出てくる可能性があります。導入初期や、入社直後のユーザーへは手厚いサポートや教育をするのが理想ですが、手間もかかります。

技術やセキュリティ面での設定が難しい

 Google Workspace 導入時には数々の設定が必要となり、社内の情報管理に関わる部分なので、失敗できません。しかし、複雑で量の多い設定項目で想像よりも時間がかかるという声をよくお聞きします。また、導入に密接にかかわる情報システム部の視点だけで慎重に制限をかけすぎた結果、活用の幅が狭まり使いにくくなってしまったという失敗もよくあります。

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