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ワークスタイル変革コラム

なぜいま「ライフワーク」が注目されているのか?

「ライフワーク」という言葉自体は、日本でも長く使われてきた言葉です。しかし最近、一つの新しい働き方として「ライフワーク」が大きく注目されており、働き方の改革を考える上でも、切っても切り話せないキーワードとなっています。そこで今回は、そもそもライフワークとはどんなものなのか、なぜいま注目を集めているのかを、その背景を追いながら考察してみます。

ライフワークとはそもそも何か

ライフワークとはそもそも何か

ライフワークとは、「天職」と訳されることもありますが、直訳で意味をとらえるならまさしく「人生をかけてする仕事」のことです。人生をかけるわけですから、自身が心から幸せだと思える仕事、命が尽きるまでずっと続けたいと思うような仕事、情熱がふつふつと湧き出てくるような仕事、あるいは何としてでも達成しなくてはならないという強烈な使命感からくる仕事、などがライフワークであると言えるでしょう。

「ライスワーク」「ライクワーク」「ライフワーク」「ライスワーク」、、一体何が違うの?

「ライスワーク」「ライクワーク」「ライフワーク」「ライスワーク」、、一体何が違うの?

「ライフワーク」とは何かが語られるとき、「ライスワーク」「ライクワーク」、最近では「ライトワーク」という言葉と並べられることが多いようです。それぞれの言葉は、次のような意味を持ちます。

●「ライスワーク」:お米を食べていくため(生きていくため)、お金を得るための仕事

●「ライクワーク」:趣味や特技など好きなことそのものである仕事

●「ライトワーク」:自身の枠を超えて、人々、社会に光を当てるような仕事

これらは、「ライス」<「ライク」<「ライフ」<「ライト」という優劣、また、自分の現在の仕事がどこに当てはまるか、といった文脈でよく用いられますが、実は、優劣のあるものでも、どれか一つを選択しなければならないものでもありません

なぜなら、大きな前提として、人間は多くの場合、自分で働き、お米(お金)を得なければ、生きていくことができません。まず「ライスワーク」を実現することが必要です。その上で、自分の好きなこと、得意なこと、心から幸せに溢れたことが、生きていくためのお金にもなるならば、それは素晴らしいことのように思います。しかし、それはすべての人が目指すべき、理想的で優れたあり方とは言いきれません。必ずしも、「人生をかけたいこと」でお米(お金)を得る必要はありませんし、「ライスワーク」を実現しながら自分の好きなことをしたり情熱を注げることを持つことだって当然可能だからです。

これらの「ワーク」をどう捉えるかは、あくまで“「働く」という人生のうち少なくない時間や労力を費やすその行為を、何と引き換え、どのように生きたいのか”という考え方、価値観によるものと言えるでしょう。

なぜ「ライフワーク」が注目を集めているのか

なぜ「ライフワーク」が注目を集めているのか

では、なぜいま「ライフワーク」という言葉が注目を集めているのでしょうか。それは、まさに“「働く」という人生の時間や労力を費やすその行為を何と引き換え、どのように生きたいのか”を考える人が増えているからでしょう。もしくは、“いままで「働く」ことで引き換えてきたもの”に違和感や疑問を感じている人が増えているのかも知れません。

働けば働くほど、物質的に豊かになっていくことを実感し、それを家族や会社や社会で、有意義で価値のあるものだと共有、共感できる時代がありました。しかし昨今では、モノは溢れ経済は低迷する中で、働くことに精神的な豊かさを求める声も増え「豊かさ」の捉え方や価値観は目に見えて多様化しています。

加えて、少子化が進み、超高齢社会にも突入しています。労働者は減少する一方、子育てをしながら働きたくても働けない女性を多く抱え、介護などを要因として仕事を継続することが困難な人もさらに増加すると言われています。

そんな中で、「働くこと」を見つめなおす人が増えているのでしょう。

まとめ

「ライフワーク」、そして「ライスワーク」「ライクワーク」「ライトワーク」といった言葉は、仕事や仕事への取り組み方に優劣をつけるものではなく、かつ、仕事を択一的に定義するための言葉でもありません。「ライフワーク」という言葉がいま注目を集めているのは、「働く」ことが、人生の何かと引き換えに行なわれていることだと、多くの人が気づき、その価値について考え始めているからと言えるでしょう。世の中の多くの企業が「ワークスタイル変革」に動き出している中で、多くの働くひとりひとりも、模索を始めています。

 

 

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