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G Suite (旧 Google Apps )活用コラム

GoogleドライブはOfficeとどこまで仲良くなれる?インポートの精度を確かめてみた。

Googleドライブとoffice間でファイル変換が可能な事はご存知の方も多いと思いますが、
実際どの程度の互換性があるか具体的にご存知の方は少ないと思われます。
そこで今回は、みなさんの使用頻度が高いであろうOfficeのエクセルファイルをGoogleドキュメントファイルに変換し、その互換性を検証してみました。

最も気になるエクセルからスプレッドシートへの変換精度は?

今回、すべてのドキュメント形式とOffice形式(ドキュメント形式とWord、プレゼンテーション形式とPowerPoint)を比較してもよかったのですが、先に結論から書いてしまいますと、Word⇄Googleドキュメントの変換はコメントや履歴のデータなどを除いた本文だけでいえば、ほぼ全く違和感のない変換がされます。

またPowerPointとプレゼンテーション形式に関しては、ある裏技を使うとまったくアニメーションを除いて同じにできること(別のコラムにて)、またそのまま編集状態を変換する場合、ずれる原因の特定が多岐にわたるため今回は割愛しました(いずれ試してみたいと思います)。

ということで、ここでは一番気になる、表計算の変換、Googleドキュメントのスプレッドシート形式とExcelの変換精度について実験してみました!

よく利用すると思われるExcelシート→Googleスプレッドシートへインポートした場合、どのくらい変換してくれるのか、お伝えします。

グリッド・セル内の文字の変換から実験。

グリッド・セル内の文字の変換から実験。

まず手始めに文字から見てみましょう。
文字がしっかり変換されているのか、文字色、背景色、フォント、フォントサイズ、文字の配置、太字になっているかなど様々なものを検証してみました。

結果がこれです。

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GoogleドキュメントとWord間ではほぼ完全に引き継がれた文字色、文字の配置、などが引き継がれませんでした。
Googleスプレッドシートの仕様上、同一セルの中で複数の色分けができないなど(※2013年8月時点)の制限が影響しているようです。

枠線と表はどうか?の実験

枠線と表はどうか?の実験

続いてはexcelでよく作成されます、表と罫線についての互換性を検証したいと思います。
きれいに表になっているのか、セルのサイズなどを検証してみました。この辺りからさすがに気になるところです。

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結論としては、複数箇所に微修正で済むものの、イレギュラーな変化がありました。
・日付の表示形式が変化。
・セル幅が異なり、一部の文字がはみ出す。
・罫線の一部が消えてしまう。(タイトル右横)

ですが表自体は崩れが無く、枠線に少し問題はあったものすぐに訂正できるレベルなので互換性はよいと言えるでしょう。

記載方法も若干違うものもある関数はどこまで再現?

Excelの機能で一番使うであろう関数について、調べていきます。

では、先ほど表で紹介した画像から作成した、売り上げ管理表を元に調べていきましょう。
sum(足し算)やaverage(平均)などといった基本的なものから、
if式を使ったアルファベット評価や、small関数やmax関数を使用した最低点、最高点の算出など
少し複雑なものまでも検証してみました。

関数 エクセル

まずはsum(足し算)とaverage(平均)の結果です。

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これはsum、averageともにきれいに引き継がれていますね。
表も崩れなしで互換性は大変良いでしょう。

 

さてここからは少し複雑ですが、よく使用される、ifやsmall、maxを検証していきたいと思います。関数難 エクセル

まず、各関数の概要を簡単に説明します。

・if式の概要
先ほどの売り上げ管理表に、if式を用いてA~Cまでの評価をつけてみました。
10万円以上をA、7万5000円以上をB、それ以下をCとしました。

・small,max関数の概要
maxは最高売り上げを、smallは最低売り上げを示しています。

では、結果を見てみましょう。

関数難 スプレッド

if式、max,small関数ともに正常に引き継がれていますね。

ですがこちらにも複数箇所に微修正で済むものの、イレギュラーな変化がありました。
・一部の罫線が消えている(タイトル右横)
・¥から$への誤変換(max,small関数を使用した所のみ)

まとめとしては
使用頻度の高いであろう、SUM、減算演算子(−)、AVERAGEなど基本的なものはきちんと反映されるようです。
またif式やsmall,max関数などもしっかりと反映されていました。

一般的な使用に関しては、支障はなさそうですが、完全に引き継いでくれないことも多々なので、過度な期待は禁物そうです。

グラフなどは果たして引き継いでくれるのか?

最後は、やはり気になるグラフです。
円グラフ、折れ線グラフを検証してみました。果たしてこうしたグラフは引き継いでくれるのでしょうか?
さすがにこの辺りは難しいのでは、、と思いつつ試してみます。

今回はセミナーの満足度をグラフにしてみました。

円グラフ エクセル 完成
まずは円グラフです。

セミナー満足度の内訳を%で表してみました。

結果、グラフの表示は綺麗に変換されていました。
ですが、横軸が全て表示されなくなるなど少し変更点もありました。

glaff02

 

続いてはセミナー満足度を比較してみました。
棒グラフ エクセル 完成
こちらも色やデータの再現はできているものの横軸の表示にずれが生じてしまいました。

glaff new.004

結論として、グラフはほぼきれいに変換されました。
ですが、横軸のずれや表示方法など、多少変化した部分もあったので注意が必要です。

意外に再現してくれる、十分互換性はあるのではという結果

ここまでの結果いかがでしたでしょうか?
人によっては、結構変換するじゃない、という人もいれば、これでは使えないという方もいるかもしれません。
今回の検証結果から、文字色や一部の罫線が消える、そして日時の変換は難しいということが分かりました。
ですが、枠線や、背景色はともかく、少し厳しいと考えられていた基本的な関数やグラフなどはしっかりと変換出来ていたという点は
非常にGoogleドライブとofficeとの互換性の強さを表してくれました。

私見としては変換精度が向上していることにまず驚きました。
内部の開発まではわかりませんが、以前私が試したときよりも変換精度が向上していたので、この変換精度は日々向上している可能性があります。
意見はわかれるかもしれませんが、すでに現段階でExcelとGoogleドキュメントは一部の関数を除き、十分な互換性を確保していると言えるのではないでしょうか。

追って、エクスポートも実験をしてみたいと思いますのでお楽しみに。

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